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2024.04.26 - 
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お香の日

2010.04.19 - 雑記
四月十八日はお香の日らしい。
日本書紀によると、推古天皇3年(595年)4月に「沈水、
淡路島に漂着」と記され、ひと抱えもあるものであったという。
火に入れるとよい香りがしたので朝廷に献上されたのが日本のお香の始まりとの事。
さらに、香の文字を分解すると、一十八日となるので四月十八日がお香の日にされたらしい。

数年前、立川に移り住んだ頃に、とある雑貨屋で手に入れたお香が沈香だった。
その後、京都へ立ち寄った際に専門店へ行ってみた。山田松香木店、一見、店舗とは思えない店構えだったように思う。
それ以来そこの線香を愛用している。

幼い頃は夕方、祖母の家で仏壇に向かうのが習慣であったし、鹿児島は墓参りには熱心で、生花の売上が日本一の土地らしい。
どこか懐かしい香りなのだ。


ゆっくり味わってみようと思う。


辻知喜
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書籍紹介:「操体法治療室」

2010.04.15 - 書籍紹介
初期の操体法は正体術の影響を受けており、
その方法はつらい方向から楽な方向に誘導するものでした。
橋本敬三先生の著書も当初はそういった記述がされています。

1970年代からでしょうか、徐々に「気持ちのいいように」という表現がでてきます。(からだの設計にミスはない参照)
そして、現役を引退する1980年代、「気持ちのよさでなおるんだ」という確信を得ます。
ただ、その事は弟子だけに伝えられ、一般的にはあまり知られることはなく、広まるのに時間を要しました。

そのあたりの出来事がこの本に書かれています。

まだ操体という名称も無かった頃、温古堂で内弟子として過ごした三浦寛先生と、その受講生として、橋本敬三先生引退後の温古堂で代診をするべ く推薦された今昭宏先生による共著です。

橋本敬三先生の卒寿を祝い出版されました。

初版は柏樹社より1987年、
その後たにぐち書店より再版




操体法治療室―からだの感覚にゆだねる

単行本: 281ページ
出版社: たにぐち書店 (2002/12)
ISBN-10: 4925181289
ISBN-13: 978-4925181280
発売日: 2002/12


いずみ操体研究所 辻知喜

東京操体フォーラム分科会のお知らせ

2010.04.13 - Information

私ども東京操体フォーラムは、橋本敬三師の創案された操体法を継承しつつ、より発展向上を目指して日々活動しております。

その研究成果の発表の場として、春と秋の年二回フォーラムを開催しておりますが、今年度より、新しい試みとして、春のフォーラムを分科会と し、臨床家の方はもちろん、学生、一般の方で操体に興味のある皆様に、広く門戸を開放してコンテンポラリーな操体に触れて頂く機会を設けまし た。(秋には、臨床家の方々に向け、さらに踏み込んだ内容をお届けしたいと考えております。)

今回の「2010年春季東京操体フォーラム分科会」は、操体の基本的な考え方から臨床への応用 までの流れを実行委員の体験談も交えて、操体の今を体感して頂けることと思います。

メインセミナーは、橋本敬三師の高弟であり当フォーラムの理事長の三浦寛が行います。

また、今回は、我々が日頃から特に大事にしている「感覚をききわける」という事と、からだの使い方の法則である「般若身経」の解説を軸に、初心者の方にわかりやすい内容となっております。橋本敬三先生から脈々と受け継がれてきた感性に出会える絶好の機会となることと思います。

皆様の「2010年春季東京操体フォーラム分科会」へのご参加を、実行委員一同心よりお待ち申し上げております。



テーマ: 「生体の歪みを正す」~橋本敬三のDNAを検証する~


司会
福田勇治(東京操体フォーラム 理事 導軆力学研究所
秋穂一雄(東京操体フォーラム 実行委員 あきほ整骨院/ソラシ堂


操体法とは」

畠山裕美(東京操体フォーラム 常任理事 TEI-ZAN 操体医科学研究所


「からだを感じる(聞き分ける)」

三浦寛(東京操体フォーラム 理事長 人体構造運動力学研究所


「合気道部顧問橋本敬三先生 (合気道未経験)を検証する」

平直行(東京操体フォーラム 相談役 大操体法研究所


「食について」(対談)

小代田綾(東京操体フォーラム 実行委員)

福田勇治(東京操体フォーラム 理事 導軆力学研究所


「ひかがみについて」

佐伯惟弘(東京操体フォーラム 実行委員 操体庵ゆかいや

小松広明(東京操体フォーラム 実行委員 操体法研究所 松濤院

岡村郁生(東京操体フォーラム 理事 操快堂


「重心移動の法則」

畠山裕美(東京操体フォーラム 常任理事 TEI-ZAN 操体医科学研究所
辻知喜(東京操体フォーラム 実行委員 いずみ操体研究所
中谷之美(東京操体フォーラム 実行委員 愉楽堂
山野真二
(東京操体フォーラム 分科会実行委員長)


「操体を学んで」(対談)

森田珠水(東京操体フォーラム 実行委員 操体健康医療研究所/森田珠水鍼灸治療院

友松誠(東京操体フォーラム 実行委員 からだバランス調整院

山本明(東京操体フォーラム 実行委員)


メインセミナー

三浦寛(東京操体フォーラム 理事長 人体構造運動力学研究所


◇対象者: 臨床家、学生、一般、操体に興味がある全ての人

◇開催日: 2010年4月25日(日)

◇時間: 9:30~16:35(受付9:00開始)

◇会場: 東京青山・コンフォート

〒107-0061東京都港区北青山2-9-16 

TEL: 03-3479-2814

東京メト ロ「外苑前駅」 徒歩2分


(Google Map)http://bit.ly/8Kh6fY


f:id:tokyo_sotai:20100208121035j:image


◇金額: 一般5,000円 学生3,000円(事前登録・お申し込み)

        一般6,000円 学生4,000円(当日受付)

◇申込方法: 事前申し込み(締切 2010年4月15日)

ホー ムページのお申し込みフォームか事務局宛にe-mailかFAXでお申し込み下さい。

*締切日以降は当日扱いとなります。参加費用が変わりますのでご注意下さい。

東京操体フォーラムホー ムページ

http://www.tokyo-sotai.com/  (PC) http://www.tokyo-sotai.com/i/  (携帯)

e-mail: forum@tokyo-sotai.com   



2010年3月吉日 東京操体フォーラム実行委員一同


重心移動の法則:側屈

2010.04.03 - 操体
からだの動きは八種類、そのうち、自力で可能なのは六種類。前屈、後屈、右側屈、左側屈、右捻転、左捻転です。
今回は、側屈を紹介します。


まずは重心安定の法則に基づいた自然体で立ちます。
重心安定の法則を参照)

1 足は腰幅に開く
2 つま先と踵(かかと)は平行に
3 背筋を軽く伸ばす
4 膝を軽くゆるめる
5 目線は正面の一点に据える

804d25cf.JPG

この時、足の拇趾(おやゆび)の付け根(拇趾球)に体重がのっている状態になるのですが、ここが起点になります。


◎側屈(右)


まず、右足の拇趾球を右方向へスライドさせるイメージで踏み込む。
ポイントは拇趾球の内側を踏み込むこと。外側に掛かると、からだを支える為に左足が踏ん張ってしまい、動きがとれなくなります。

内側を踏み込むことで体重が左足に移ってきます。
踵は浮いてきてかまいません。

7ba85575.JPG

更に踏み込むと骨盤が左側にスライドしてきます。
この時点で足に掛かる体重の割合は、左足8、右足2くらいでしょうか。
気をつけて頂きたいのは、左足に載った体重が外側に掛からないようにすること。外側に掛かると、膝が伸びてきて動きを制限してしまいます。

末端(右足の付け根)から始まった動きが徐々に上に移動し、からだの中心、骨盤を介して全身の動きになっていくのを感じて下さい。

腰(骨盤)から背中(背骨)を伝わった動きは左の肩甲骨あたりまできていると思います。
ここで左の手を内側に捻っていくと、肩甲骨がより動いてきます。(同時に、右手を外側に捻ると更に側屈の表現がしやすくなります)

6a92f4fd.JPG

目線はやや左上方に(慣れてくると、目線だけで側屈の動きを感じられるようになります)


*動きの途中で、つらかったり、窮屈な場合は無理に続けないで下さい。
からだに歪みがある場合、動きがとりづらいことがあります。


動きの速さなどはこちらを参考にして下さい。

般若身経(身体運動の法則)動画(東京操体フォーラム実行委員による)




見れない方はこちらをどうぞ(YouTube) http://bit.ly/91cm5m

辻知喜
(2010/04/03)


記事一覧

1 「歪み ~生命力学のバランス~
2  「からだの動き
3  「からだの使い方・動かし方 ~身体運 動の法則~
4 「自力自療
5 「重心安定の法則
6 「操体法動画:第二分析(フルセッション)
7 「身体運動の法則:側屈
8 「操体法動画:一人で行う操体法
9 「操体法動画:正坐位での体幹の前屈
10 「からだにききわける
11 「操体法動画:第2分析の流れ
12 「操体法動画:膝の傾倒
13 「操体法動画:足関節の外転

▲カテゴリー TOPへ

2010.03.29 - 雑記

私事ですが、

いずみ操体研究所として活動してきましたが、 この度、師 匠であり、東京操体フォーラム理事長でもある三浦寛より「快妙道」の屋号をいただきました。
今後は「快妙道 いずみ操体研究所」としての活動となります。
堂ではなく道。ありがたさと共に身が引き締まります。名前負けしな いように精進してまいりたいと思います。


道と言えば、思い出すのは、10年程前、とある飲食店でアルバイトをしていた事があります。
そこの従業員間で連絡ノートというのがありまして、業務連絡だけでなく、自由に書き込めるようになっていました。
スタッフの一人にとある大御所プ ロレスラーのファンがいました。そのノートの発起人だったように記憶しています。
ノートが更新するたび、また折々繰り返し書き込まれ、覚えさせられた言葉があります。

一説には一休宗純の言 葉と言われていますが、改めて調べてみると、少し違うようでもあります。
今回はその原典と思われるものを紹介します。


「道」

此の道を行けば どうなるのかと

危ぶむなかれ 危ぶめば 道はなし

ふみ出せば その一足が 道となる 

その一足が 道である

わからなくても 歩いて行け 行けば わかるよ

清沢哲夫 『無常断章』より)



道ついでに山頭火の好きな句を。


このみちをあるくほかない草のふかくも

ふりかえらない道をいそぐ


性分もありますので、いそがずゆっくりでも歩いていきたいとおもいます。


快妙道 いずみ操体研究所

辻知喜

操体法動画:第二分析(フルセッション)

2010.03.27 - 操体
これから少しずつ操体法の動画を紹介していきます。
操体法は、きもちのよさをききわけ味わうことでバランスを整えていきます。
つらい方向から楽な方向へではない、数秒のたわめの後瞬間脱力ではない操法を実際にみていただけます。




操体法:第二分析 操者:三浦寛(人体構造運動力学研究所

見れない方はこちらへ(YouTube) (http://bit.ly/a7IKFW

患者は右側を下にして横臥位に休んでいます。
これは最初に、極性、姿位をききわけさせているからです。
つまり、どちらの方角を向くか、どういった体勢がいいかをききわけた結果、この姿勢が選ばれているのです。
始めに、右足の外反位と内反位でききわけさせ、内反位から足底の押し込みを行っています。

つらい方向から楽な方向へというのも実際に操法としてありますが、それからさらに進めた、一つ一つの動きに快適感覚をききわけるというのも操法としてあります。
どちらも操体法の一部分です。


辻知喜


記事一覧

1 「歪み ~生命力学のバランス~
2  「からだの動き
3  「からだの使い方・動かし方 ~身体運 動の法則~
4 「自力自療
5 「重心安定の法則
6 「操体法動画:第二分析(フルセッション)
7 「身体運動の法則:側屈
8 「操体法動画:一人で行う操体法
9 「操体法動画:正坐位での体幹の前屈
10 「からだにききわける
11 「操体法動画:第2分析の流れ
12 「操体法動画:膝の傾倒
13 「操体法動画:足関節の外転

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書籍紹介:「からだの設計にミスはない」

2010.03.20 - 書籍紹介
橋本敬三先生の本に書き下ろしのものはありません。
過去に発表した論文や随筆をまとめたものが出版されています。

先日紹介した「生体の歪みを正す」にその多くが掲載されていますので、一番のおすすめはそちらなのですが、現在は絶版であり、なかなか 手に入りにくい状況です。定価よりも高価ですしね。

そこでおすすめするのが「からだの設計にミスはない」です。
重複する内容が多いですが、この本で重要なのは、橋本先生名義の本の中で唯一、般若身経(身体運動の法則)の゛膝をゆるめる゛という 記載があるということです。
この点は随時更新されてきた般若身経の流れの中でも、重要な部分です。
橋本先生もそれ以前の内容に関して「間違いがある」とおっしゃっています。

比較的大きな書店には置いてあると思いますので、そこの部分を確認してみて下さい。

操体の入門書と言える一冊です。

 
出版社 たにぐち書店 (2002/12)
ISBN-10: 4925181335
ISBN-13: 978-4925181334
発売日: 2002/12


からだの設計にミスはない




いずみ操体研究所 辻知喜
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 プロフィール 
HN:
辻知喜
性別:
男性
自己紹介:
鹿児島生まれ
東京在住
操体法の創始者橋本敬三氏の直弟子、三浦寛氏に師事。
東京操体フォーラム、いずみ操体研究所で活動中。

操体法東京研究会
東京操体フォーラム所属

立川、国立など、多摩地区を中心に、出張施術も行っています。

快妙道 いずみ操体研究所
http://www.kaimyodo.com/

【問い合わせ】

sotai@kaimyodo.com
メールはこちらから

http://twitter.com/tomoki_tsuji
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