東京在住
操体法の創始者橋本敬三氏の直弟子、三浦寛氏に師事。
東京操体フォーラム、いずみ操体研究所で活動中。
操体法東京研究会
東京操体フォーラム所属
立川、国立など、多摩地区を中心に、出張施術も行っています。
快妙道 いずみ操体研究所
http://www.kaimyodo.com/
【問い合わせ】
sotai@kaimyodo.com
メールはこちらから
http://twitter.com/tomoki_tsuji
操体法・操体 東京都立川市操体法専門 いずみ操体研究所のブログ
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単行本
出版社: たにぐち書店
ISBN-10: 4861291283
ISBN-13: 978-4861291289
発売日: 2010/08
三浦寛先生(人体構造運動力学研究所)の三年ぶりの新刊です。
長い準備期間を経て用意された今回の内容は、皮膚へのアプローチ(渦状波)です。
操体臨床の盲点、動診がとおせない、感覚がききわけられない患者に対して、どうしたらいのか、見えてきたのは、患者の意識ではなく、からだの無意識に問いかけることでした。
「皮膚に快適感覚をききわけさせていくと、その快適感覚は生命感覚にいきつく」
本書は皮膚へのアプローチへのきっかけから接触の仕方、呼吸の方法まで具体的に記されています。
この本を読もうとする人は、すでにいくつかの操体の本を読んでいると思いますが、いきなりだと戸惑うかもしれません。が、操体の専門家にとっては、皮膚は避けては通れない部分です。
現在の操体は、初期の操法である楽な方向への第1分析(運動分析)から、一つ一つの動きに快適感覚をききわけ味わう第2分析(感覚分析)、動きの取れない患者にも用いることの出来る第3分析(皮膚へのアプローチ)、さらにその先へと進みつつあります。
そこで得られるものは、治療としての方法論ではなく、創始者の橋本敬三先生の仰っていた自然法則の応用貢献、生命の本質への学びであるのだと思います。
いずみ操体研究所 辻知喜
著者:三浦寛
単行本(ソフトカバー): 248ページ
出版社: たにぐち書店
ISBN-10: 4925181076
ISBN-13: 978-4925181075
発売日: 1999/11
商品の寸法: 18x13x1.8cm
「きもちのよさをききわければいいんだ、きもちのよさで治るんだからな」
橋本敬三先生によって、快適感覚という指針が示されてから、操法の問いかけとして、どのようにしてきもちのよさをききわけさせるのかという問題に取り組んだ経過が描かれています。
初期の、楽かつらいかを比較する運動分析から、操者の決めつけを排除した、きもちのよさをききわける感覚分析への変遷。
現在の操体法の流れを知ることのできる一冊です。
『「そうであるべきだ」と誰もが納得のゆく操法のあり方とは気持ちのよさ、その快適感のききわけと、快に委ね、からだの要求感覚に従った操法の行程を考える以外にない。』
『操法の行程には、一つひとつ意味がある。その意味を注意深く理解しないで、ただ単に一律にパターン化し、マニュアル通りにやろうとすれば、指導はらくだが、患者は治らぬものである。』
『形式化され、規格化されればされるほど、患者にとって最高の治療が提供されなくなってしまう。マニュアルをただなぞるような診断・治療には、さほどの意味はない。』
快適感覚をききわける新たな試みとして、皮膚へのアプローチが初めて登場。
また、巻末には、橋本敬三先生による、「人間悲願の達成へ」を収録。
この20項目の提言は、操体を学ぶものにとって、必須の資料です。
(「生体の歪みを正す―橋本敬三論想集」、「からだの設計にミスはない 」にも収録済み)
いずみ操体研究所 辻知喜