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重心移動の法則:側屈

2010.04.03 - 操体
からだの動きは八種類、そのうち、自力で可能なのは六種類。前屈、後屈、右側屈、左側屈、右捻転、左捻転です。
今回は、側屈を紹介します。


まずは重心安定の法則に基づいた自然体で立ちます。
重心安定の法則を参照)

1 足は腰幅に開く
2 つま先と踵(かかと)は平行に
3 背筋を軽く伸ばす
4 膝を軽くゆるめる
5 目線は正面の一点に据える

804d25cf.JPG

この時、足の拇趾(おやゆび)の付け根(拇趾球)に体重がのっている状態になるのですが、ここが起点になります。


◎側屈(右)


まず、右足の拇趾球を右方向へスライドさせるイメージで踏み込む。
ポイントは拇趾球の内側を踏み込むこと。外側に掛かると、からだを支える為に左足が踏ん張ってしまい、動きがとれなくなります。

内側を踏み込むことで体重が左足に移ってきます。
踵は浮いてきてかまいません。

7ba85575.JPG

更に踏み込むと骨盤が左側にスライドしてきます。
この時点で足に掛かる体重の割合は、左足8、右足2くらいでしょうか。
気をつけて頂きたいのは、左足に載った体重が外側に掛からないようにすること。外側に掛かると、膝が伸びてきて動きを制限してしまいます。

末端(右足の付け根)から始まった動きが徐々に上に移動し、からだの中心、骨盤を介して全身の動きになっていくのを感じて下さい。

腰(骨盤)から背中(背骨)を伝わった動きは左の肩甲骨あたりまできていると思います。
ここで左の手を内側に捻っていくと、肩甲骨がより動いてきます。(同時に、右手を外側に捻ると更に側屈の表現がしやすくなります)

6a92f4fd.JPG

目線はやや左上方に(慣れてくると、目線だけで側屈の動きを感じられるようになります)


*動きの途中で、つらかったり、窮屈な場合は無理に続けないで下さい。
からだに歪みがある場合、動きがとりづらいことがあります。


動きの速さなどはこちらを参考にして下さい。

般若身経(身体運動の法則)動画(東京操体フォーラム実行委員による)




見れない方はこちらをどうぞ(YouTube) http://bit.ly/91cm5m

辻知喜
(2010/04/03)


記事一覧

1 「歪み ~生命力学のバランス~
2  「からだの動き
3  「からだの使い方・動かし方 ~身体運 動の法則~
4 「自力自療
5 「重心安定の法則
6 「操体法動画:第二分析(フルセッション)
7 「身体運動の法則:側屈
8 「操体法動画:一人で行う操体法
9 「操体法動画:正坐位での体幹の前屈
10 「からだにききわける
11 「操体法動画:第2分析の流れ
12 「操体法動画:膝の傾倒
13 「操体法動画:足関節の外転

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 プロフィール 
HN:
辻知喜
性別:
男性
自己紹介:
鹿児島生まれ
東京在住
操体法の創始者橋本敬三氏の直弟子、三浦寛氏に師事。
東京操体フォーラム、いずみ操体研究所で活動中。

操体法東京研究会
東京操体フォーラム所属

立川、国立など、多摩地区を中心に、出張施術も行っています。

快妙道 いずみ操体研究所
http://www.kaimyodo.com/

【問い合わせ】

sotai@kaimyodo.com
メールはこちらから

http://twitter.com/tomoki_tsuji
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