東京在住
操体法の創始者橋本敬三氏の直弟子、三浦寛氏に師事。
東京操体フォーラム、いずみ操体研究所で活動中。
操体法東京研究会
東京操体フォーラム所属
立川、国立など、多摩地区を中心に、出張施術も行っています。
快妙道 いずみ操体研究所
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http://twitter.com/tomoki_tsuji
操体法・操体 東京都立川市操体法専門 いずみ操体研究所のブログ
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著者:三浦寛
単行本(ソフトカバー): 248ページ
出版社: たにぐち書店
ISBN-10: 4925181076
ISBN-13: 978-4925181075
発売日: 1999/11
商品の寸法: 18x13x1.8cm
「きもちのよさをききわければいいんだ、きもちのよさで治るんだからな」
橋本敬三先生によって、快適感覚という指針が示されてから、操法の問いかけとして、どのようにしてきもちのよさをききわけさせるのかという問題に取り組んだ経過が描かれています。
初期の、楽かつらいかを比較する運動分析から、操者の決めつけを排除した、きもちのよさをききわける感覚分析への変遷。
現在の操体法の流れを知ることのできる一冊です。
『「そうであるべきだ」と誰もが納得のゆく操法のあり方とは気持ちのよさ、その快適感のききわけと、快に委ね、からだの要求感覚に従った操法の行程を考える以外にない。』
『操法の行程には、一つひとつ意味がある。その意味を注意深く理解しないで、ただ単に一律にパターン化し、マニュアル通りにやろうとすれば、指導はらくだが、患者は治らぬものである。』
『形式化され、規格化されればされるほど、患者にとって最高の治療が提供されなくなってしまう。マニュアルをただなぞるような診断・治療には、さほどの意味はない。』
快適感覚をききわける新たな試みとして、皮膚へのアプローチが初めて登場。
また、巻末には、橋本敬三先生による、「人間悲願の達成へ」を収録。
この20項目の提言は、操体を学ぶものにとって、必須の資料です。
(「生体の歪みを正す―橋本敬三論想集」、「からだの設計にミスはない 」にも収録済み)
いずみ操体研究所 辻知喜
見られない方はこちらへ(YouTube)http://bit.ly/9JDb59
これは、膝関節の腋窩挙上につながる動診です。
動画では無意識の動きも含まれていますが、一つ一つの動きに、快適感覚の有無(きもちのよさがあるのかないのか)をききわける(動診)→あった場合、きもちのよさに委ねて味わう(操法)の流れです。
足関節の動きから、膝、腰、背中、肩甲骨と順に動いてきて、膝関節の腋窩挙上の形になっていますね。(ここまでが動診です)
被験者(患者)はこの動きに快適感覚(きもちのよさ)がききわけられたので、その後はからだの要求に委ね、無意識の動きになっています。(操法に入ります)そのあたりを念頭に置いて見て下さい。
動診の部分は共通の動き(からだの状態により、とりづらい動きの場合もあります)、操法の部分はそれぞれ違います。この被験者のこの時点でのからだの要求がとらせた動きです。(動こうと思って動いたものではないということです)
快適感覚がききわけられた後の動きは、大きい人もいれば小さい人もいます。どちらがいいというものではありません。
大事なのは、快適感覚を頭で考えずに、からだにききわけて十分に味わうということです。
*この動画の被験者の場合、動診から操法への移行が比較的早い段階でおこっており、また脱力した後でもからだの要求により無意識の動きがでています。
http://bit.ly/a43IEO http://bit.ly/aDL3UE
どちらも、末端である手関節の動きから、肘、肩、肩甲骨、からだの中心腰を介して膝が倒れてきています。
この事が理解できればバリエーションはいくらでも増えていきます。
これは気持ち良さを味わえるチャンスが増えるということでもあります。
動きの速さ、指導者の声かけのタイミングもよく見てみて下さい。
いずみ操体研究所 辻知喜
動画を見られない方はこちらへ(YouTube)http://bit.ly/bXxhci
これは2009年の秋季東京操体フォーラムの発表で使われた資料です。
第2分析の説明がわかりやすくされています。
気持ちのよさがあるかききわけて貰い(動診)、ききわけられたところから操法に入っています。
初期の第1分析と第2分析の大きな違いは、この動診から操法への流れにあります。
二つの動きを比較対照するのではなく、ひとつひとつの動きに快適感覚の有無を問いかけています。
楽と快を区別しないと、ここでひっかかってしまい、よくわからない問いかけをしてしまうことにもなります。
いずみ操体研究所 辻知喜
橋本敬三先生が温古堂で行なっていた、当時の操法の様子を再現したものです。
「からだの設計にミスはない」(1978)の冒頭に写真が掲載されていますね。