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2009年秋季東京操体フォーラムのお知らせ

2009.10.23 - Information

秋の東京操体フォーラム開催まであと1ヶ月です。

 

私共、東京操体フォーラムは橋本敬三師の創案された操体法を継承しつつ、より発展向上を目指して 日々研究に励んでおります。
その成果の発表の場として、春と秋の年二回フォーラムを開催しております。

 

今回のテーマは Sotai Moving Arts Festival 2009 ~全てに息づく操体の波動~

 

今年の秋は、操体にご縁のある、お二人の講師を招いての特別講義を開講します。

 

柳生心眼流竹翁舎主催の島津兼治先生と、南画家というカテゴリーに当てはまらないContemporary Artist(Sumi-e) 、田中稲翠先生のお二方です。

 

講師プロフィール


島津兼治先生は柳生心眼流、柔術(やわら)医術の普及と指導を行っておられます。
今回は平直行相談役とのご縁がきっかけで、フォーラムで講義していただけることになりました。
日本人の身体文化についての膨大な知識、からだの秘密をほんの少し明かしてくださることでしょう。
『武術』からどのような話が操体に関わってくるのか非常に楽しみです。

 

田中稲翠先生はフォーラム理事長三浦寛、常任理事畠山裕美とのご縁があり、実際に操体でからだの変化を知っておられます。
また、芸術家と操体臨床家の間に流れる秘密に気がついていらっしゃるようで、三浦、畠山と芸術と 操体について語り出すと、時間があっという間に過ぎてゆきます。今回は稲翠先生の講義と共に、 三浦寛との対談を企画しております。芸術と操体の二卵性双生児のような関係が明らかになる かもしれませんし、「楽」と「快」の謎も解けるかもしれません。

 

発表内容詳細

11月22日(日)

総合司会 福田勇治導軆力学研究所) 理事 副実行委員長

 

■快と楽の違いを紐解く■  
岡村郁生操快堂) 理事 実行委員長

 

■快感至上主義と感情に伴う呼吸の抑制■
日下和夫北六甲操体院) 実行委員

 

■第一分析・第二分析・第三分析の反応について ~生理学からの考察~■
横森昌裕 実行委員

■武術と格闘技 似て全く異なるもの■
平直行大操体法研究所) 相談役 

 

■特別講義■
島津兼治 柳生心眼流竹翁舎主催

 

■般若身経■
■第1分析、第2分析■
三浦寛人体構造運動力学研究所) 理事長
畠山裕美操体医科学研究所 TEI-ZAN) 常任理事

 

■懇親会■
於:ユーハイム(津田ホールB1) 司会: 平直行(大操体法研究所)

 

11月23日(月)

 

司会 秋穂一雄あきほ整骨院 ソラシ堂) 理事

 

■動診と操法-似て非なるもの■
福田勇治導軆力学研究所) 理事 副実行委員長

 

■操体小僧日記 ~気持ちのよさは魔法~■
中谷之美中谷治療院) 実行委員

 

■操体をすると何故呼吸が楽になるのか■
山野真二 実行委員

 

■般若身経■
三浦寛人体構造運動力学研究所) 理事長
畠山裕美操体医科学研究所 TEI-ZAN) 常任理事

 

■特別講義■
田中稲翠 

 

■対談 ■
田中稲翠三浦寛 
『ものを学ぶという世界』

 

■メインセミナー■
三浦寛人体構造運動力学研究所) 理事長



皆様の2009年秋季東京操体フォーラムへのご参加を、実行委員一同心よりお待ち申し上げております。  

 

2009年10月吉日 東京操体フォーラム実行委員一同

 

 

お申込みフォーム  

東京操体フォーラム 実行委員紹介

お問い合わせ forum@tokyo-sotai.com

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おいしいお茶が飲みたい

2009.10.21 - 雑記
実家の隣の道路を挟んで、お寺の敷地になっている。
子供時代のいい遊び場だった。
地元の人は感応寺と呼んでいるが、正式には、鎮国山感應禅寺
臨済宗のお寺である。

感応寺 仁王像


感応寺 ソテツ

築年数は比較的新しく、数十年以内のこぢんまりしたところだ。
実際には歴史は古く、開山は800年以上前のこと。
栄西禅師によるもので、日本最古の禅寺の一つだという。
薩摩入りし、出水を最初の拠点とした島津氏の菩提寺となり、やがて大寺院となる。

五廟社

感応寺 由来

しかし、現在の姿から想像するのは難しい。
幕末から明治初期の廃仏毀釈により、藩内1600余りの寺院は全て取り壊される。
菩提寺の福昌寺や感応寺も免れなかったようだ。

栄西は臨済宗を日本に伝えたが、同時に喫茶の習慣をもたらした。


意外と知られていないが、鹿児島はお茶どころである。
全国の生産量の三割近くを占める。


実家の庭にも茶の木がいくつかあり、僅かではあるが製茶して貰っていた。
幼い頃、祖母に連れられ訪れた先でよくお茶を飲んでいたことを今でも覚えている。
お茶が好きだった。
成長してからは、お茶の代わりに焼酎が出るようになったのだが。


1191年、
宋から帰国した栄西は、すぐには都に戻らず、九州の各地に禅宗の寺院を開く。
と同時に茶の栽培も伝えられた。


茶者養生之仙薬也
延齢之妙術也
山谷生之其地神霊也
人倫採之其人長命也
(喫茶養生記 栄西)


橋本敬三先生は井ヶ田の芽茶がお好きだったそうだが(今先生の奥様談)、ここの喜久福は絶品である。
仙台出身の友人のお土産でよく貰っていた。
去年操体バランス運動研究会で初めて仙台へ行ってきたが、迷わずこれを選んだ。


この夏、お茶が飲みたくなって鹿児島のお茶を手に入れた。

国内で生産される品種は殆どがやぶきた、それも深蒸しにされることが多いらしい。
深い緑の水色で、カルキ臭を緩和し、手軽に入れられ、煎がきく。

いいことづくめのようだが、お茶本来の香味は犠牲になる。
その為、多品種とのブレンドで香りを補っているようだ。

近年は、やぶきた一辺倒の弊害もあり見直される傾向にあるとのこと。
消費者にとって選択肢が増えるのは喜ばしいことだと思う。
良いものを見分ける目は必要になるのだが。

今回ブレンドした物や単品種でいくつか飲んでみたが、個人的な好みではあるが、ゆたかみどりの普通蒸しが気にいった。
今後変わってくるかも知れないがいろいろ味わってみようと思う。

おいしいお茶を出せるようにしたい。


いずみ操体研究所 辻知喜

重心安定の法則

2009.10.11 - 操体
普段の生活の中で、最も疲れる姿勢の一つは立つ姿勢だと思う。
長時間立ったままでいるのは結構大変なものである。
電車での移動など、多くの人は座席が空いていれば座るようだ。
どんなに空いていても座ろうとしない人も偶に見かけるが、
筆者も含めて、少数派であろう。

もともと、人の骨格自体が二足歩行にあまり向いていないというのもあるが、実はコツがある。

今から50年ほど前、操体法の創始者、橋本敬三医師が、「平均集約運動法」として纏めたものがある。
これは後に、”からだの使い方、動かし方の基本法則”として、世界で最も短いお経になぞらえ、「般若身経(はんにゃしんぎょう)」と名付けられる。

その中で重心安定の法則として示してある、立位のポジションを紹介したい。


e5188229.jpg
(クリックで写真拡大 モデル:岡村郁生(操快堂)

1 足は腰幅
立ったときの足の内側の線を腰幅(骨盤の幅)くらいに開く。
狭すぎても広すぎても重心の位置が変わる(後述)。

2 つま先とかかとは平行に
つま先はからだの方向性を示す。
これが閉じすぎると内股になり、開きすぎるとがに股になる。

3 背筋は軽く伸ばす
背中は一般に曲がっているよりも伸びている方がきれいに見える。
しかし、伸ばしすぎても窮屈である。
「退かず掛からず反らず屈まず」という言葉もあるが、前後左右に偏らない程度に。

4 膝を軽くゆるめる
膝を緩めることで、足の親趾の付け根に体重がのる様になる。
「からだの使い方は、からだの中心である腰に集約されることが理想である」が、その為には親趾の付け根に体重がのるとよい。膝を軽く緩めることでそれが可能になる。
草履や下駄などは、自然とここに体重がのるようになっている。
末端から全身へということを考えると、この部分は重要である。
着物姿がきれいに見えるのは偶然ではない。ちゃんと理に適っているのである。

5 目線は正面の一点に据える
目線の動きは、動きを導くことも補うことも出来る、
重要な要素である。
目線を動かすということは、別の姿勢(動き)への方向性を示すことになる(後述)。


からだの使い方の原則として、手は小指、足は親趾をきかせる。
これは、からだの中心に力を集約するということであり、全てのからだの使い方に通じる。

服装によっては上記の姿勢をとりづらい場合もあるが、その時は臨機応変に。
基本を知っていれば応用もまた可能であると思う。


辻知喜



記事一覧

1 「歪み ~生命力学のバランス~
2  「からだの動き
3  「からだの使い方・動かし方 ~身体運 動の法則~
4 「自力自療
5 「重心安定の法則
6 「操体法動画:第二分析(フルセッション)
7 「身体運動の法則:側屈
8 「操体法動画:一人で行う操体法
9 「操体法動画:正坐位での体幹の前屈
10 「からだにききわける
11 「操体法動画:第2分析の流れ
12 「操体法動画:膝の傾倒
13 「操体法動画:足関節の外転

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自力自療

2009.10.08 - 操体
操体法における最大の特徴は、自力自療ということにあります。

本人にしかわからない感覚(内部感覚)をききわけ味わうことで自然治癒力を高め、ボディの歪みを整えます。

 


からだの事はからだが一番よく知っているのでからだにききわけてみるのが一番です。
施術者はそのお手伝いをするに過ぎません。

一般向けに自分で出来る操体法として紹介してある本などがありますが、その影響か、中には操体法は自分一人でやるものだと思っている方も居るようです。
確かに、きちんとやり方を覚えれば一人で行う事も可能です。

もともとは仙台の医師であった橋本敬三先生が臨床で行っていたものであり、二人で行うのが基本でした。
助手が付けば三人の場合もあるし、馴れてくればメンテナンスとして一人で行うことも出来ます。
セミナーなどで、大勢が参加して行う場合もあります。

どの場合も自力自療である事には変わりがありません。
自力自療は人数には関係ないのです。

何人の場合でも、感覚をききわけるのは本人であり、その情報に基づいて行うことにおいて自力自療はかなうのです。

橋本先生も、「気持ちのよさをききわければいいんだ。気持ちのよさで治るんだからな」との言葉を残しています。

★一人で行う場合(メンテナンス)



見れない方はこちらへ(YouTube) (http://bit.ly/bs9yVM)


★二人で行う場合(臨床)



見れない方はこちらへ(YouTube)(http://bit.ly/a7IKFW


★大勢で行う場合(セミナー等。映像では代表して一人が行っている)



見れない方はこちらへ(YouTube)(http://bit.ly/9phHzH


辻知喜



記事一覧

1 「歪み ~生命力学のバランス~
2  「からだの動き
3  「からだの使い方・動かし方 ~身体運 動の法則~
4 「自力自療
5 「重心安定の法則
6 「操体法動画:第二分析(フルセッション)
7 「身体運動の法則:側屈
8 「操体法動画:一人で行う操体法
9 「操体法動画:正坐位での体幹の前屈
10 「からだにききわける
11 「操体法動画:第2分析の流れ
12 「操体法動画:膝の傾倒
13 「操体法動画:足関節の外転

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携帯用リンク

2009.10.01 - Information
携帯からの方はこちらのリンクも参考にして下さい。


一般社団法人日本操体指導者協会
∟操体の専門家の地位向上、活動支援、資質向上と、新たな操体専門家の育成を目指します。

東京操体フォーラム
∟操体の専門家による研究機関。

東京操体フォーラム実行委員ブログ
∟実行委員による一週間交替のブログ。

あきほ整骨院/ソラシ堂 秋穂一雄
∟福岡市中央区。現在九州唯一の操体専門家。

操快堂 岡村郁生
∟神奈川県藤沢市。茅ヶ崎の龍(自称)。

北六甲操体院 日下和夫
∟兵庫県三田市。ヨーガ教室も有り。

草階妙健操体研究所 草階文恵

∟横浜市桜木町。

操体法の今治療室 今昭宏

∟宮城県黒川郡。操体医学研究所。

TAIRA Naoyuki & STRAPPLE Official Web Site 平直行
∟千葉県船橋市。大操体法研究所。

快妙道 いずみ操体研究所 辻知喜
∟東京都立川市。多摩地区。

からだバランス調整院 友松誠

∟群馬県甘楽郡。

愉楽堂 中谷之美
∟埼玉県所沢市。旧中谷治療院。入間から移転。

皮膚身堂 西田操体研究所 西田尚史
∟横浜市港北区。神奈川エリアの出張なら。

TEI-ZAN 操体医科学研究所 畠山裕美
∟東京都江戸川区。土日は三軒茶屋にて対応。

操体法 導軆力学研究所 福田勇治
∟島根県松江市。中国・山陰エリア。

人体構造運動力学研究所 三浦寛
∟東京都世田谷区。三軒茶屋の仙人。

操体健康医療研究所/森田珠水鍼灸治療院 森田珠水
∟東京都大田区。ブログ想体生活も。

臨床家による操体セミナー ~セルフメンテナンス体験と施術の実際~

2009.10.01 - Information
無事終了しました。
ご参加の皆さん、ありがとうございました。
次回は12月の第二週(日曜)に開催予定です。お楽しみに。

セミナーの様子はこちら、東京操体フォーラムのブログでどうぞ  (レポート: 佐伯惟弘


11月には秋季東京操体フォーラム開催です






臨床家による操体セミナー

~セルフメンテナンス体験と施術の実際~


9月23日(水)、千葉県行徳にて操体セミナーを行います。

操体のプロが、実際の操体や日常のメンテナンス方法を紹介します。
操体に興味がある方、あるいは知らない方でも役立てることができるようにと考えています。


「自力自療とは」
畠山裕美操体医科学研究所 TEI-ZAN

「格闘技、スポーツに操体がどう行かせるか」他
平直行大操体法研究所

「般若身経」(身体運動の法則)
秋穂一雄あきほ整骨院 ソラシ堂
中谷之美中谷治療院
西田尚史皮膚身堂 西田操体研究所
辻知喜いずみ操体研究所

「からだの使い方、生かし方で、自分本来のうごき(健康)を取り戻す」他


◇主催 
東京操体フォーラム

◇開催日時
9月23日(水) 14:00~17:00

◇場所
ゴールドジム行徳千葉アスレチックセンター

◇参加費
・一般料金:\4,000円
・ゴールドジムメンバー・スクールメンバー:\3,000円
・行徳店のセミナーに以前参加頂いた方:\3,000円

◇問い合わせ
ゴールドジム行徳千葉アスレチックセンター

TEL:047-390-3436

(平日14:00~22:00 日・祝10:00~19:00)

からだの使い方・動かし方 ~身体運動の法則~

2009.09.27 - 操体
「運動系は硬組織なる骨格を基盤として、これに付着連結する筋肉を主体とし、これが緊張弛緩するときに同調する皮膚までを含めた軟部組織とから成り立ち、(後略)」

 

(「生体の歪みを正す―橋本敬三論想集」より)

からだの動きには八つあります。
前屈、後屈、右側屈、左側屈、右捻転、左捻転、牽引、圧迫です。
連動という点において、あらゆる動きはこれらに集約されて成り立っています。

操体では、世界で最も短いお経になぞらえ般若身経(はんにゃしんぎょう)と呼ばれ、からだの使い方・動かし方の基本法則として伝えられています。
もともとは橋本敬三先生が半世紀ほど前に纏めた平均集約運動法から少しずつ改良更新されたものであり、現在も研究が続けられているものです。

そこでは三つの法則と二つの相関性が説かれています。

重心安定の法則(からだの使い方)
重心移動の法則(からだの動かし方)
連動の法則
呼吸との相関性
目線との相関性

これらは、からだの使い方、動かし方の基本であり、自然体(健康体)としてのあるべき姿を問いかけ、それが成り立つ理と約束ごとが示されたものです。
理にかなっているということ。
からだは、ルールを守って使えば健康にすごすことが出来るのです。




操体法の基礎である「身体運動の法則」に基づいた『般若身経』(からだの使い方を世界で一番短いお経、般若心経になぞらえたもの)。操体法創始者、橋本敬三医師の書籍でも年月を追うに従って改良されている。
(撮影: 東京操体フォーラム

見れない場合はこちらへ
http://www.youtube.com/watch?v=UA0QASrTQvU


辻知喜



記事一覧

1 「歪み ~生命力学のバランス~
2  「からだの動き
3  「からだの使い方・動かし方 ~身体運 動の法則~
4 「自力自療
5 「重心安定の法則
6 「操体法動画:第二分析(フルセッション)
7 「身体運動の法則:側屈
8 「操体法動画:一人で行う操体法
9 「操体法動画:正坐位での体幹の前屈
10 「からだにききわける
11 「操体法動画:第2分析の流れ
12 「操体法動画:膝の傾倒
13 「操体法動画:足関節の外転

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 プロフィール 
HN:
辻知喜
性別:
男性
自己紹介:
鹿児島生まれ
東京在住
操体法の創始者橋本敬三氏の直弟子、三浦寛氏に師事。
東京操体フォーラム、いずみ操体研究所で活動中。

操体法東京研究会
東京操体フォーラム所属

立川、国立など、多摩地区を中心に、出張施術も行っています。

快妙道 いずみ操体研究所
http://www.kaimyodo.com/

【問い合わせ】

sotai@kaimyodo.com
メールはこちらから

http://twitter.com/tomoki_tsuji
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